オルフェウスの窓

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オルフェウスの窓 (1) (集英社文庫―コミック版)
『ベルサイユのばら』で有名な池田理代子のもう一つの傑作がこちら。
『ベルばら』はフランス革命で揺れるパリとベルサイユがその舞台でした。
今回の舞台はフランスではなくドイツ・オーストリア・そしてロシア。
時代は少し下って第一次大戦からロシア革命のころ。
でも、主人公が
「女なんだけど男として育てられている」
というところは
『ベルばら』といっしょです。
とりあえず三角関係なのもいっしょ。
そして3人の主人公の名前がとにかく長いのもいっしょです。
男として育てられた美しい少女、
ユリウス・レオンハルト・フォン・アーレンスマイヤ
ユリウスが通う音楽学校の上級生でちょっと裏のありそうな学生、
クラウス・フリードリヒ・ゾンマーシュミット
ユリウスの同級生で天才的なピアノの素質を持つ奨学生、
イザーク・ゴットヒルフ・ヴァイスハイト
でも作品を読んでいくと、不思議と長い名前もすんなり覚えてしまいます。
どこかの予備校の先生が「フランス革命の勉強のため、まず『ベルばら』を読め」と
指導されたことがあるそうですが、
この『オルフェウスの窓』も、ロシア革命の勉強にぴったりかも?
ちょうどいろいろややこしい時代。学生の方、ぜひ。
でも、『オルフェウスの窓』の一番の魅力は、名前の長さも時代背景の複雑さも関係なく
読者をぐいぐい引っ張っていくその展開。
まるで昼ドラのようになにかしら起こります。そして火サスのように死んでいく・・・
『ベルばら』の倍くらいの長編ですが、一気に読んでしまう面白さ。
お休みの前の夜にぜひお勧めです。

読もう!ゲッサン!

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あ!
あずまんが大王 (1) (Dengeki comics EX)
ついに発売されました「あずまんが大王 新装版」。
あずまんが大王10周年記念企画とのことですが、もうそんなになるのかと感慨しきり。そういえば、連載してるときはまだ学生だったなぁ……。
遠い過去に思いをはせつつ、まず目を惹くのは帯の文章。
「21世紀の4コマ漫画はここから始まりました。」
というと大層ですが、実際それくらいの影響力はあったんじゃないでしょうか?基本的には新聞の4コマや、若干不条理なものを中心とした「ギャグ」ものと、形式は4コマであるものの、起承転結を組み込まないことも許容した「ストーリー」もの。
主にこの二つで構成されていた4コマ漫画界に「キャラクター性を中心とした作風」を普及させたのは、間違いなく氏の功績でしょう。現在あんな雑誌やこんな雑誌があるのもこれが売れたから!実も蓋もない言い方ですが。
言ってしまえば、
新規で1ジャンルつくっちゃった
、ってことですよね。すげぇ!
ゲッサン 2009年 07月号 [雑誌]
で、そんなあずまんが大王ですが、小学館でつい先日創刊されたばかりの雑誌「ゲッサン」に追加分が連載されています!
さらに!なんと!この追加分が新装版に追加されるんですが、それ以外のものも絵が書き直されていたり、ものによってはオチまでかえちゃってたりしてます。大盤振る舞いですね。
と、いうわけで旧装版でもってる人ももう1回買っちゃうことをオススメいたします。
そんなこんなな掲載紙のゲッサンですが、あずまんが大王だけでなく魅力的な作品に満ち溢れております。
神聖モテモテ王国[新装版]1 (少年サンデーコミックススペシャル)
そんな素晴らしい作家の中でも特に一人、というと、これまたギャグ漫画の方ですが、私はながいけん先生を推します。相変わらず奇妙奇天烈摩訶不思議な新連載「第三世界の長井」もさることながら、諸般の事情で絶版になっていた(?)「神聖モテモテ王国」が奇跡の復刊を遂げたので、読者は選びますがハマる人にはとことんハマる作品なので、この機会に、ぜひ!
読もう!ゲッサン!