直木賞&芥川賞受賞作品!

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今週おすすめさせて頂くのは、言わずと知れた文芸賞、直木賞&芥川賞の受賞作品ですicon12
 

第144回直木賞受賞作

「漂砂のうたう」
著者:木内 昇 定価:1,785円(税込)
明治10年。根津遊廓に生きた人々を描く長編小説。
江戸から明治に変わり10年。御家人の次男坊だった定
九郎は、出自を隠し根津遊郭で働いていた。
けれど仕事に身が入らず、決まった住処も持たずに漂う
だけの日々を送る定九郎。
変わりゆく時代の波に翻弄されるばかりだった定九郎は、
何を選びとり、何処へ向かうのか・・・。
「茗荷谷の猫」で大注目の新鋭が放つ、傑作長編。

 

 

「月と蟹」
著者:道尾 秀介 定価:1,470円(税込)
きっと生涯忘れない、子供たちとカミサマの物語。
「ヤドカミ様、僕の願いを叶えて」
小学生の慎一と春也は「ヤドカミ様」なる願い事遊びを考
え出す。
 
他愛ないはずの儀式はいつしかより切実な願いへと変わ
り、子供たちのやり場のない「祈り」が周囲の大人に、そし
て彼ら自身に刃を向ける・・・。
子供たちの切実な心が胸に迫る傑作!
 

第144回芥川賞受賞作

「きことわ」
著者:朝吹 真理子 定価:1,260円(税込)
貴子(きこ)と永遠子(とわこ)。
25年ぶりに再開した2人の女性の過去と現在を描く。

葉山の高台にある別荘で、幼い日をともに過ごした貴子と
永遠子。だがある夏、2人の親密な時間はとつぜん断ち切
られる。
そして25年後。
別荘の解体を前にして、2人は再びめぐり合い・・・。
恐るべき新鋭による、瞠目の芥川賞受賞作!

 

 
「苦役列車」
著者:西村 賢太 定価:1,260円(税込)
どれだけ慊かろうとも仕方がない。
すべては自業自得のなせる業なのだ。

友もなく、女もなく、一杯のコップ酒を心の慰めに、その日
暮らしで生計を立てている19歳の貫多。
そんな彼の生活に、ある日変化が訪れたが・・・。
青春に渦巻く孤独と窮乏、労働と痛飲、そして怨嗟と因業を
渾身の筆で描き尽くす、平成の私小説家の新境地。

 

 

どれも受賞作にふさわしい読み応えのある作品なので、ぜひお手にとって見てください ヾ(ゝω・`)