現役の法律家が実在の事件を元に描いた魂の物語!「終の信託」!

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今週ご紹介させていただくのは、現役の法律家・朔 立木が描いた終末医療がテーマの物語
「終の信託」です (-ω・)ノ


著者:朔 立木  価格:540円(税込)

 

<あらすじ>
呼吸器科の医師・折井綾乃は、患者を安楽死させた疑いで告発される。

「最期のときは、長引かせないでほしい」
それが18年にもわたって担当医を務めた、重度のぜんそく患者・江木秦三の願いだったからだ。

医師と患者という関係を超え、固い絆を育んできた2人。
愛する者の思いを受け入れた彼女を待つ、過酷な運命とは・・・?

 

2001年に作家デビューした現役の法律家・朔 立木。
その経験を活かして描かれる物語は、読者にリアルな臨場感を与えてくれます。
2004年に発売された「死亡推定時刻」は、冤罪がどうやって作られるかをリアルに表現し、骨太な社会派ミステリーの
傑作としてベストセラーになっています ヾ(ゝω・`)

そんな朔 立木が、現代社会でも問題になっている「終末医療」をテーマにした重厚な作品が、本作「終の信託」です。
恋に落ちた患者から「終の信託」を受け、激しく悩みながらもその願いを叶えた主人公の折井綾乃。
そんな綾乃の行為は、「殺人」だとして検察に執拗に追及されてしまいます (´・д・`)

難しい安楽死の問題に深く踏み込み、検察の取り調べの問題なども絡めて描かれた物語は、読んだ後にすごく色々な
ことを考えさせらる作品です。

 

また「終の信託」は、先週末の10/27(土)から、草刈民代&役所広司共演の実写映画として公開されています。
興行成績ランキングで5位にランクインするなど、映画版も好調です。

重く暗い物語ですが、興味をもたれた方はぜひお買い求めください。