NHKスペシャル 映像の世紀 DVDボックス


よく晴れた日、木々の青さから季節はおそらく夏から秋ごろと思われる。
撮影者はトラックの荷台に乗っているらしい。
トラックは舗装されていない道を走っている。
よくみると前方にも同じように人を乗せたトラックが土ぼこりを上げている。
沿道には兵隊が立っていて銃を持って護衛している。
兵士たちは一様にトラックに背を向けて微動だにしない。本当に動かない。
兵士の他に人の姿は見当たらない。
映像が進むと前を走るトラックにも溢れるほどの兵隊が乗り込んでいるのがわかる。
これは、第二次大戦後にマッカーサーと行動をともにしたイギリス人記者が撮影した
厚木から横浜への道のりを(一生懸命)文章にしてみたものです。
トラックに乗り込んでいるのは連合国の兵士で、沿道を守るのは日本の兵隊です。
映像では日本兵の背中から尋常ではない緊張感を感じるのですが。。。
わかりづらいですよね・・・
やっぱり百聞は一見に如かずです。
映像で見ると、当たり前ですがよくわかります。
ちょっと高かったけど思わず買ってしまいました。

『NHKスペシャル 映像の世紀 DVDボックス』
 
1995年3月から1996年2月にかけてNHKで放映されていたドキュメント番組です。
30を超える国々から収集した貴重な映像集で、その時代の回想録や証言で20世紀を描き出しています。
歴史上の有名人から一般市民まで様々な人たちが登場します。
現代史の教材としても最適なので「学校で見たよ」という方も多いのではないでしょうか。
映像の世紀第2弾(21世紀編)がでたら今年はどんなふうに紹介されるのでしょうか。
などと考えつつ、もうすぐ2009年もおしまいですね。
以上、今年見た映像の中でもっとも印象深かったものをご紹介しました。