あぶさん

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野球漫画 作者 水島新司 1973年から連載開始(1巻〜93巻継続中)
ビックコミックオリジナルで現在も連載中(コミックは全巻元南海カラー緑の表紙)
日本で最も長く連載が続いているスポーツ漫画
主人公 影浦 安武(62歳)現役最年長(あたりまえ)
プロ野球 南海〜ダイエー〜ソフトバンク所属(ホークス一筋)

水島新司といえば「ドカベン」「野球狂の詩」などが有名ですが「あぶさん」は以外と
知られていませんので紹介します。
私が知ったのは大阪に当時住んでいて野球少年で父親の影響で南海ファン(当時のホームグラウンド大阪球場によく観戦していた)頃に、ラジオ大阪で南海前期優勝記念に「あぶさん」創刊記念に1巻をプレゼントで当選しました。
それ以来の付き合いです。
あぶさんといえばご存知のとおりアルコール度数が一番強いお酒から名づけられてます。
1巻では主人公が高校時代地方予選決勝戦に出場して酒の臭いをニンニクで隠して飛距離155m以上のサヨナラ本塁打を放つが、ベースランニング中の嘔吐で飲酒がバレてしまい優勝は取消しとなる。エピソードが印象に残っています。
その後社会人を経て27歳で当時南海ホークスにドラフト外で入団、当初は代打一筋で
94センチの長尺バット使用し活躍し、球団がダイエーに身売りして九州に移転してから
はレギュラーの座も獲得して三冠王3回もとった強打者に成長します。
息子(影虎)も阪神を経てソフトバンクで親子で活躍していまして孫もできる予定の62歳の現役選手です。(現在本当のプロ野球では横浜の工藤公康46歳である)
漫画に描かれている容姿は年齢が全くふけて感じられないのは私だけでしょうか?
しかし、今年は引退説が流れスポーツ新聞にも掲載されたほどです。94巻が7月30日
に発売されますのでどうなるのか楽しみです。
 孫とともに親子3代プロ野球選手となると80歳までプレーしなければならないので、さすがにそれは無理でしょう。
また、35年も連載されていてアニメ化・映画化がされてない貴重な、風変わりな漫画に
は変わりないと思います。

ドラゴン

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架空の生き物「ドラゴン」。
世界中で愛されていく年月・・・
まぁそれはそれとして、今回はドラゴンボール、の話しではなくドラゴンクエスト、の話しでもありません。
今回紹介するのはナオミ・ノヴィクの「テメレア戦記」です。
テメレア戦記〈1〉気高き王家の翼
19世紀初めのヨーロッパ諸国の戦争が舞台となっています。
この時代はナポレオンがフランスを支配していた時代で、史実も交えながら描かれる歴史ファンタジーです。
19世紀初頭、イギリス戦艦リライアント号が、一隻のフランスのフリゲート艦を拿捕(だほ)したところから物語は始まります。
イギリス戦艦のキャプテン・ローレンスは戦利品の中にドラゴンの卵を見つけ、帰還途中に孵化してしまいます。
孵化した赤ちゃんドラゴンはローレンスを”竜の担い手=パートナー”に選びます。
この物語のドラゴンは野生のドラゴンでない限り1頭(匹?)で活動させる事はありません。
で、孵化した赤ちゃんドラゴンが自分の意志で乗り手を選ぶのです。
不幸にもパートナーに選ばれてしまったローレンスは、誇りであった海軍を辞め空軍に配属する事になったのです。
ですが、最初はいやいやパートナーになったローレンスも徐々にテメレア(ドラゴンの名前)に心惹かれ2人は固い友情、いやそれ以上の感情で数々の困難に立ち向かいます。
と、まぁこんな感じで話しは流れていきます。
もちろんこの時代に空軍などありはしません。
ドラゴンもいるはずありません。
そこが歴史ファンタジー!
しかもテメレアは中国の誇るドラゴンだったのです!!
だからなのかは知りませんが、生まれた時から英語もフランス語も話せると言う天才児なのです。
何と彼は孵化する前の卵の中でクルーの話している言語をみるみるマスターしていきました。
あぁうらやましぃ〜(‐‐;
歴史好きでドラゴン好きの僕には最高の読み物ですよ(^^)
想像力が掻き立てられます。読んでる間中頭の中でドラゴンが飛びまくってます!!
その辺にドラゴンの卵ころがってねぇかな〜・・・
日本語訳版は残念ながらまだ2巻までしか発売されていません。
しかも2008年12月に出たばっか・・・1巻の発売が2007年12月で1年間が空いているので恐らく3巻は2009年12月でしょう。
早く読みたくてうずうずしてます。
テメレア戦記II 翡翠の玉座
2巻も結局楽しみにし過ぎていたのでほぼ1日で読破!!!明け方4時くらいまで読んでましたね〜。
次の日しんどかったね〜(_ _;皆さんは程々にね〜。

夏、はじめました。

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新潮社、角川書店、集英社、 「夏の100冊」が今年も始まりました。
三者三様のフェアなのは、ラインナップの雰囲気を見てもよく分かります。
毎年POPに力が入っている「Yonda?新潮社の100冊」がやはり一番目を引きますが、
「これはズルイ!」と思わず唸ってしまうのが、集英社のナツイチ。
昨年から注目されている「文豪の名作」×「人気漫画家」のスペシャルカバーが、
今年も新作を率いて登場です。
人間失格 (集英社文庫)
昨年、表紙カバーを一新。
「DEATHNOTE」「バクマン」の小畑健イラストにしたところ、驚異の売上を叩き出した集英社の「人間失格」。
これは格好良すぎる。
今年も売れております。
2009年は、太宰治生誕100周年ということもあり、どのフェアも太宰治には力が入っています。
個人的には、角川書店の梅佳代カバーが秀逸!
「走れメロス」はあまりにウメカヨで、ニヤニヤしてしまいます。
走らされメロス。
今年のナツイチには入っていませんが、昨年登場した「ジョジョの奇妙な冒険」の荒木飛呂彦イラストカバー「伊豆の踊子」も、やっぱり素敵。
伊豆の踊子 (集英社文庫)
ゴゴゴゴゴゴゴ
桜がまるでスタンドのようです。
ジャケット買いならぬ、カバー買いをしてしまうのも、
たくさんの本が一堂に会する「夏の100冊」の楽しみのひとつ。
どうぞ、この夏のお供を見つけてみて下さい。