滋賀県にはとにかくお城が多い!

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「滋賀県にはとにかくお城が多い」ってみなさんご存知でしたか?
有名なところでは、国宝の彦根城、もうすぐ映画化の安土城、太閤秀吉の長浜城などなど。
しかしそれら以外にも数多くのお城(正確にはお城の跡)があります。
一時的に築かれた砦や街中の陣屋も含めると県内に一千ヵ所以上
南北朝時代から戦国時代までとにかく県内で戦争が多かったことと
甲賀郡の独立した土豪(平たく言うと忍者)が多かったことが主な理由だとか。
郷土を愛する滋賀県民としてはお城は避けて通れません。
皆さんがお住まいのまちの見慣れた山にも、かつてはお城が建っていたかも。
実はこの確率、結構高いんです。
例えば私が勤務するサンミュージック近江八幡店。
お店からぐるっと見渡すと、有名なお城だけで
観音寺山城・安土城・八幡山城・水茎岡山城・瓶割城などに囲まれています。
他にも近いところでは、中小森・田中江・浅小井・北の庄などにも城跡が残っています。
「安土城も彦根城も遠足で行ったよ」という方も多いと思いますが、
それはまだ滋賀県民としては「基本のき」にすぎません。
「えっこんなところにお城があったの?」というお城(の跡らしい山)を訪れてこそ滋賀県民。
最初はただの藪だらけの山の中にしか見えないところでも、よく注意して見てみるとなんとなく堀切が見えてきます。
さっき特に気にせず登ったところが土塁だったりします。小川だと思っていたら、しっかり石組みがされてます。
彦根城など立派に残っているお城も魅力的ですが、
ぎりぎりお城?
かろうじてお城?
というのもたまには面白いかも。

入門書としてぜひこちら。
『近江の山城ベスト50を歩く』 サンライズ出版

作者が天才!!

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漫画に限ったことではないですが、
「天才的なキャラクターが緻密な頭脳戦を繰り広げる話」
なんてのを読むといつも、
これを描いている作者こそ天才なんじゃないだろうか、ということを考えてしまいます。
そもそも面白い漫画なんて頭がよくなければ描けないと思いますがそれにしても、
複雑に張り巡らされた伏線をもれなく回収して見事な結末に導く手際を拝見するたび、この作者の頭の中は一体どうなってるんだと考えずにはいられません。
今回はそんな、天才が登場する、
というかむしろ
作者が天才?
という感じの漫画をいくつか集めてみました。
まず一つ目は、言わずと知れた死神漫画
『DEATH NOTE』
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紹介するまでもない超有名漫画ですが、意外に名前だけ知ってて読んでないとか、映画しか観てないなんて方がいらしたらもったいないのでお薦めしておきます。
なにより、天才VS天才の頭脳戦漫画の傑作といったら、これを外すわけにはいきません。
名前を書くだけで人を殺せる。
そんな力がある日突然手に入ったとしたら、自分なら一体どうするか。
この漫画を読んだ人なら、誰もが一度は考えたことでしょう。
しかし主人公、夜神月と同じことを考え、行動に移す人はまず存在しないのではないでしょうか。
おもしろい漫画はつかみがうまいものですが、
デスノートのつかみはとりわけ秀逸です。
私は第1話の17ページ目で度肝を抜かれ、
そのまま最終話まで完璧に引き込まれてしまいました。
そして、手に汗握る心理戦。
もともと先の展開を予想するのはにがてなのですが、それを抜きにしても、本当に最後まで先が読めませんでした。
推理力と頭脳に自信をお持ちの方は、読みながら展開を予測してみるのも一興です。
二つ目のおススメ漫画は
『LIAR GAME』
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先日、最新刊の9巻が発売されたばかりです。
私は発売日に購入したものの、すぐ読んでしまうのがもったいなくて、できるだけ読むのを先延ばしにしようと頑張っていました。
結局二日ほどで我慢しきれず読んでしまいましたが。
この漫画の設定も、死神こそ出てきませんが、なかなかの非日常っぷりです。
ある日突然、なんの前触れもなく送られてくる1億円。
受け取った時点でその人は「プレイヤー」となり、
他のプレイヤーとお金を奪い合わなければなりません。
といっても暴力や盗みで奪うわけではなく、必要なのは知識と知恵とよくまわる口。
嘘につぐ嘘、裏切りにつぐ裏切りで、
敵どころか読者も欺かれっぱなしです。
けれど騙して勝ってめでたしめでたし、というわけではなく、
ライアーゲーム(騙し合いのゲーム)の中でも
人を信じることができるか、というテーマが根底には流れています。
あと、非情な設定の割にはそんなにみんな不幸にならないので、安心して読めます。
そして安心できないギャンブル漫画といえば、
『カイジ』シリーズ
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タイトル通りカイジという名の主人公が、
シャレにならない不幸な目に遭いまくり、
それでも頭脳とひらめきを駆使して起死回生をはかるというのが主な内容です。
『賭博黙示録カイジ』『賭博破戒録カイジ』『賭博堕天録カイジ』
それぞれ13巻、計39巻の長編ですが、
あんまりおもしろいので1巻を買ったひと月後くらいには38巻目まで買い集めてしまいました。
ちなみに最後の巻だけが品切れ中で、じりじりしながらさらに2週間ほど待つ羽目になりました。
カイジはいわゆる「天才キャラ」ではないので、
その戦い方も体を張ったものや、運に左右されるものや、力技だろソレ、というものが少なくありません。
でもそれが逆に、緊張感とおもしろさのもとになっています。
実際負けることも多いので、ちっとも安心して読めません。
シリーズの最終巻では毎回ひとりで大盛り上がりしていました。
どのシリーズも最後に達成感と昂揚感があり、続きが読みたくなること間違いなしです。
ちなみにカイジも映画化だそうですね。
実写であのカイジのとんがり具合を表現できるのかいささか心配ですが、知名度が上がるのは喜ばしいことなので、影ながら応援しております。
ライアーゲームのドラマも2期が始まるということなので、ぜひドラマの前に原作で、あの魅力的な世界をご堪能くださいませ。