「命」の意味を問う感動長篇、「アントキノイノチ」!
今回の記事では、さだまさしが綴る感動の物語「アントキノイノチ」をご紹介します (o^▽^o)ノ
<あらすじ>
遺品整理業社「クーパーズ」の研修社員として働く永島杏平は、高校生のころにある同級生の「悪意」を
きっかけにして二度その男を殺しかけ、そのことが原因で心を閉ざし高校を中退していた。
それ以来他人とうまく関われなくなっていた杏平だったが、遺品整理という「命」と向き合う現場を体験してい
くことで、次第に傷ついた心をほぐしていく。
杏平はそんな日々を送る中でゆきという同い年の女性と知り合うが、彼女もまた、人には言えない壮絶な
過去を抱えていた・・・。
人気シンガーソングライター・さだまさしの、5作目となる小説です (・ω・)ノ
実在する遺品整理業者「キーパーズ」をモデルに、もがき苦しみながらも成長していく若者の姿と「生と
死」というテーマを描いた感動作です。
「アントキノイノチ」という、某プロレスラーを思い出さずにはいられない少し変わった題名の作品ですが、内
容は上にあるようにいたってマジメです (-`д´-)
陰惨な「悪意」によって心を壊された主人公・杏平が、死者に対しても誠実であろうとする上司や先輩たちのの姿を
目にする事で自分を見つめ直し、少しずつ立ち直っていく様子は読んでいて心動かされます。
重いテーマを扱っていますが、決して暗くなり過ぎず、読んだあとには心が温かくなるような作品です。
また今週末の11/19には、岡田将生と榮倉奈々のW主演で実写化された映画も公開されます (ノ>ω<)ノ
ちなみに、最後まで読むとちょっと変わった題名の意味も分かるようになっています (○ゝω・○)ノ