「本屋大賞2012」大賞受賞作!三浦しをんの最新長編「舟を編む」!!

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今週ご紹介させていただく書籍は、直木賞受賞経験もある人気作家・三浦しをんの長編小説
「舟を編む」です (*ゝ(ェ)・)ノ

毎年おなじみとなった、全国書店員が選ぶ売りたい本「本屋大賞」。
本作「舟を編む」は、昨日の夜に発表された「2012年 本屋大賞」に見事選ばれた
作品です (≧∀≦*)ノ


著者:三浦しをん 価格:1,575円(税込)

<あらすじ>
武書房の営業部で働く馬締光也は、部署内では変人として持て余されていた。
しかし人とは違う視点で言葉を捉える馬締は、ひょんなことから「辞書編集部」に迎えられる。
異動することになった辞書編集部は、新しい辞書「大渡海」を編むための人材を探していたのだ。

定年間近のベテラン編集者、日本語研究に人生を捧げる老学者、徐々に辞書に愛情を持ち始めるチャラ男。
そして出会った運命の女性。

個性的な面々と共に、馬締は辞書の世界に没頭していく。
しかし、辞書編集部には様々な問題が山積していて・・・。

果たして「大渡海」は完成するのか――――。

 

 

直木賞受賞作「まほろ駅前多田便利軒」映画化もされた「風が強く吹いている」などで知られる三浦しをん
の最新作「舟を編む」。

「辞書編集者」というなじみのない職業を題材にした珍しい作品ですが、魅力的なキャラクターたちと骨太のス
トーリーとが、本作を見事なエンターテイメント作品に仕上げています v(`・ω´・+)

 

携帯電話や電子辞書の普及で、最近では滅多に使わなくなった紙の辞書。
普段あまり気にすることのない辞書を作るのに、驚くほどの情熱を注ぎ込むキャラクターたち。
膨大な手間と時間をかけて「言葉という深くて広い海を渡るための船」=「辞書」を作る姿には、思わず感動
させられます (´ノω;`)

美しくも難しい日本語の良さを再認識させてくれるとだけでなく、キャラクター同士のコミカルな掛け合いや恋愛
要素もある
ので、難しく考えずに読むことができます。

読めば辞書が欲しくなるという、ちょっと変わった作品「舟を編む」。 オススメです (,,・`ω´・)ノ