それでも、遺されたのは「未来」[邦画]『アントキノイノチ』 5/25(金)レンタル開始


 
 

それでも、遺されたのは「未来」

 
 


『アントキノイノチ』

5/25(金)レンタル開始

 

◆ストーリー◆
高校時代、友達を「殺して」しまった事がきっかけで、心を閉ざすようになった杏平は、父親の勧めで“遺品整理業”の会社「クーパーズ」で働く事に。初仕事は、死後1ヶ月で発見された男の部屋だった。先輩社員のゆきと二人で黙々と部屋の整理をしていると、ゆきの手首にリストカットの痕を見つける。互いに心に傷を持っている事を知り、杏平とゆきは次第に強く惹かれ合うように。しかし、ある日、ゆきは杏平の前から姿を消てしまう。

◆スタッフ◆
監督・脚本: 瀬々敬久
原作: さだまさし(幻冬舎文庫)
主題歌:GReeeeN「恋文~ラブレター~」
脚本: 田中幸子

◆キャスト◆
岡田将生 / 榮倉奈々 / 松坂桃李 / 原田泰造 / 染谷将太 / 檀れい /
柄本明 / 鶴見辰吾 / 堀部圭亮 / 吹越満 / 津田寛治 / 宮崎美子 他
 

『余命1ヶ月の花嫁』のスタッフが製作し、
 第35回モントリオール世界映画祭イノベーションアワード受賞&第36回香港国際映画祭正式出品作品!
原作は「解夏」「眉山」なども映画化され大ヒットした、さだまさしの同名小説。
主題歌はこの映画のために書き下ろしたGReeeeN「恋文~ラブレター~」
 
 


過去に他人と関わることで心を壊してしまった若者が、
天国の引っ越し屋さんともいえる“遺品整理業”という職業を通じて出会い、
失われた命や、遺されたモノに触れることで少しずつ勇気をとりもどしていく姿を描いた
さだまさしさんの原作「アントキノイノチ」(幻冬舎文庫)が、
『余命1ヶ月の花嫁』、『Life天国で君に逢えたら』などで、“命”と向き合い続けてきた制作チームにより、遂に映画化!

予告編を見ただけでも、心洗われた感じがしました。
岡田将生さんのがむしゃらな演技と、榮倉奈々さんの優しさにあふれた演技、柄本明、原田泰造、檀れい、堀部圭亮、宮崎美子、鶴見辰吾など、脇を固める実力派俳優陣の言動には、思わず心揺さぶられること必至!

 

『アントキノイノチ』 アントニオイノキ??
アントニオ猪木さんは本作に一切関係していませんが、主人公二人が猪木の名言「元気ですかー!」を
叫ぶシーンがあります。

また、他人と関わることで心を壊してしまった若者 と ”遺品整理業”=「命」と向き合う仕事の接続について、
監督のインタビューから、非常に深く重くナナメから「生と死」を見つめるリアリティへのこだわりを感じます。

 ──NHKの「無縁社会」というドキュメンタリーがヒントになったそうですね。

瀬々:数年前、孤独死とか無縁社会という言葉が話題になった頃に、NHKの特集を見たんですよ。そのときに、どうしてこういう風に関係性の薄い世界になってしまったんだろうと思って、それを考えてみようというところから始まったんです。

──映画では他者との絆というテーマが遺品整理の仕事と上手く接続されてるんですけど、脚本を作っていくうえで難しさはなかったですか。

瀬々:実際に遺品整理の現場にも行ったんですね。そのときは、一人住まいをされていた高齢の男性の家だったんですけど、二階の布団の上で亡くなっていて、布団には体液の跡があるし、枕には髪の毛がこびり付いてるし。長く発見されなかったんで、虫がたくさんいて、臭いもきついんですけど、そういうところに行くとですね、死の痕跡もあるんですけど、「この人はこんな生活してたんだ」というのがすごく分かるんです。例えば、テレビがあって座布団があって、「あ、ここからテレビ見てたんだ」という発見があったり、領収書が出てきたりすると、「こんなものを買ってたんだ」という驚きがあったり、そこに生きてた人の人生が伝わってくる、それが死を扱う他の仕事とはかなり違うなと思いました。
 葬式は、遺族がこれから先どうやって生きていこうかと、その区切りをつけるために死を処理するものだけど、遺品整理は生の痕跡を処理して遺族に渡していく、なんかニュアンスが違うんですよ。その部分を大事にしたいというか、実際そこに住んでた人がどういう人生を生きてたのかというのも重要だし、その後に残る遺族の問題も大事だし、死と生の両方が見える瞬間の場所とでも言えばいいんですかね、そういう空間だったんです。それを重要視しようと思ってたんで、ハウ・トゥー的なものじゃなくて、人間と人間の関係性に話を持って行きたかったっていうのはあるんですけど。 

 
大切な人に贈りたい言葉は?
好きじゃない人や嫌いな人にも『元気ですか?』と言えるようになったら、人生が素敵になりそうです。


タイトルだけ見ると、コメディかと思うかもしれませんが、
命というテーマを大切に扱っている作品です。

心に傷を負った若い男女が遺品整理の職場で出会い、
他者との絆、死者との繋がりに気付いていくというストーリー。

-あの時の命-

 
 
 

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