アマルフィ 女神の報酬
フジテレビ開局50周年作品、「アマルフィ 女神の報酬」を観に行ってきました!
正直言うと、あんまり期待して無かったんですが、思った以上にテンポが良く、
どんどん話が進むし、導入部分は凄く良かったと思います。
そして、やはりロケ地が本当に凄い。
ローマ歴史地区、カゼルタ宮殿、アマルフィ海岸と続々と世界遺産の数々が登場するので、
見ていて「面白いなぁ・・・」というより、「ココ行きたいなぁ!」と思ってしまう程でしたね。
(ロケ地に関してはこちらのサイトに詳しい解説があります)
ただ、この数々の美しい舞台と、映画のストーリーに必然的な繋がりが無かったのが残念な部分でもありました。
ぶっちゃけて言うと、「イタリアじゃなくても成立するんじゃないか・・・?」と、思えてくるんですよね。
キャラクターの描写不足もあって、全体的にストーリーに重みが無いのも気にはなったのですが、
142分という長時間は退屈に感じなかったし、楽しんで観れました。
後半へ向かってストーリーが収束して行く頃には、舞台よりストーリーにドップリと浸ることが出来たし、
劇場で観たことでグッと作品の世界に入れたんじゃないかと思います。
織田裕二が演じる、外交官・黒田は和製ジェームズ・ボンドみたいな感じだったので、
この作品のヒットで、シリーズ化なども構想としてはありそうな感じがしましたね。
ストーリーとキャスト次第ですけど、このまま終わらすには惜しい素材だと思うので、
続編が出来たらまた観てみたいと思いました。