こちら葛飾区亀有公園前派出所


TBSの土曜八時からドラマ「こちら葛飾区亀有公園前派出所」が放映中です。
ドラマ「こちら葛飾区亀有公園前派出所」
主演がSMAPの香取慎吾さんということでも話題になっています。
よくマンガなどがドラマ化されると原作も読んでみたくなるものですが、
この作品「こち亀」はこの八月に165巻!!が発売。
長すぎます。本棚へ伸ばしかけた手がつい引っ込んでしまいそうです。
でも、長い作品だからこその楽しみ方もあります。
それは一言で言うと『時代の変化』
1970年代から連載されていますから当然といえば当然。
作中の町並みもすっかり変りました。
道を走るクルマも進化しました。
いつの間にか携帯電話も登場してます。
時代の流行を取り入れながら物語が展開されるので、
長い連載の結果として貴重な記録となっております。
バブルのころにはやはりバブリーなお話が多くあります。
読み返していくとなぜか懐かしさを感じてしまう珍しい作品。
長い連載の結果、主人公の両さんも変わってしまいました。
最初のころは、野球なんてやったこともないと言っていたのに
いつの間にかプロ並みになってます。
80年代は発砲しまくっていた不良警官でしたが、最近はそういうことも減ってきました。
これも時代の流れ(いわゆる自主規制)です。
でも一番変わったのは読者のほうかも。
両さんは大人なのにゲームで遊んでプラモデルを作って漫画ばっかり読んで・・・
よく大原部長に怒られていました。
当時(70年代から80年代)はこういった大人は少数派だったようですが、
今はとくに珍しくもありません。良い時代です。
作品の描写とかには『時代の変化』を感じますが、その面白さには『時代の変化』は関係ありません。
どこから読んでも面白いのがこち亀の一番の魅力。
とりあえず手に取った巻から読んでみましょう。