この恋は、甘い地獄。東野圭吾の新境地!「夜明けの街で」

LINEで送る

さて、今週ご紹介するオススメの本は、人気作家・東野圭吾の「夜明けの街で」です ヽ(・∀・ )


著者:東野圭吾 価格:660円(税込)

<あらすじ>
このは、どこまで続くのだろうか?
まもなく時効を迎える、15年前の殺人事件。僕はその容疑者と不倫の恋に堕ちた――。

渡部の働く会社に、派遣社員としてやってきた仲西秋葉。
その後2人の距離は急速に縮まり、ついに越えてはならない境界線を越えてしまう。

しかし秋葉の家庭は複雑な事情を抱えていた。
両親は離婚し、母親は自殺。
さらに彼女の横浜の実家では、15年前に父の愛人が殺されるという事件まで起こっていた。
殺人現場に倒れていた秋葉は犯人だと疑われながらも、これまで沈黙を貫いてきた。
犯罪者かもしれない女性と不倫の恋に堕ちた渡部の心境は揺れ動く。

果たして秋葉は罪を犯したのか。まもなく、事件は時効を迎えようとしていた・・・。

 

従来の東野圭吾作品とは少し毛色の違う、ミステリーよりも恋愛面に重きを置いた作品です。
不倫という世間ではタブーとされている関係に翻弄される主人公の心情が、とてもリアルに描かれています。

渡部と秋葉の関係の行く末。そして15年前の殺人事件の真相。
この2つの要素が上手く絡んで、読み進めるごとにハラハラドキドキさせられます 。゚(*´□`)゚

 

また、本作「夜明けの街で」は、今週末の10/8に映画が公開されます (ゝ∀・)
不倫にとらわれる主人公を岸谷五朗が、謎めいた不倫相手を深田恭子が演じます。


本作はお求めやすい文庫版ですので、ぜひお手にとって見てください (。・ω・)ノ