ベアナックル
今回紹介するのはメガドライブ初期の名作、ベアナックルです。
当時、ファイナルファイトか、ベアナックルか、というくらい横スクロールアクションゲームが主流になっていて、
SEGA派VSスーファミ派の攻防戦が盛んだった時代です。
王道をファイナルファイトとするならば、ベアナックルは海外向けの人気ソフトです。
そんな大味な横スクロールのアクションゲームに当時食いついた私ですが、
画面が綺麗とか、操作性が良いとか、そんな事はどうでもいいことです。
重要なのは二人で同時プレイが出来るかどうか、
これ、重要です。
当時あまりまわりにこぞってゲームをする人がいなかった為、
ゲームを理解してもらうために一緒に同じゲームを同時プレイすることで同じ時間を共有できるという画期的なシステム。
ここ重要です。
あ、別に女子に対してではないですよ。そんなことしたらドン引きされます。
うまくいっていたことも全てが水に流れてしまいます。
それはさておき、全てにおいて大味なつくりですが、その雑な感じがとても小気味いいのです。
メガドライブって行ったら16ビットです。
凄いのです。
しかしあっという間にスーファミに抜かされてしまいました。そんな哀愁があるハードです。
まずどのへんが大味かというと、説明書でのキャラの設定です。
主人公的な存在のアクセル、趣味・・・ビデオゲーム。
ボクサーのアダム、趣味・・・盆栽。
唯一の女性キャラ、ブレイズ、趣味・・・ランバダ。
こんな三人で凶悪なシンジケートをぶっ潰すなんて、ぶっ飛んでます。
いやー。ゲームって何でもありなんですね。
海外ゲームによくありがちなんですが、日本を意識することでとんでもない設定なったり、日本人を勘違いしているものって結構ありますよね。
そういうの、キライじゃないです。
こんな、曲者主人公ぞろいでやってやろうという人、600Wiiポイントで買えます。洋ゲー好きはぜひどうぞ。
チャレンジャー
今回のピックアップはファミコン初期のハドソンの名作、といえば、冒険するやつです。
そう。アレです。島に行くやつでなく、石斧も持たず、16連射をしない方の冒険です。
まぁ。チャレンジャーってタイトルで書いてますけどね。
で、このゲーム、まずファミコン初期ということで、永久ループなのかな?思いがちですが、一応しっかりエンディングがあります。
え、これだけ!?って思うかもしれませんが、あります。
ゲームは縦横編成のアクションゲームで、1面のみ横スクロールアクションです。同じ世代の人なら分かると思いますが、テンテレテンテ、テンテレテンテ、テッテッテッテッテンでおなじみの面です。
アクションとしてはそこそこ歯ごたえもあっていいのですが、
2面目、広すぎます。
途中すっごい狭い道があるのですが、いやがらせ的に火の玉の敵がいて、即死亡。
頭を使って乗り越えればいけますが、それでも迷います。
小学生だった頃にこのゲームをやりましたが、何度もやる毎にゲームの目的を忘れてしまって、何をしているか分からなくなった記憶があります。
そう、このゲームの目的は姫を助けること。広大な2面のどっかにいる姫を助ける事です。そしてノーヒントです。自分で開拓していくしかありません。アクションゲームのくせにRPGのようなこのゲーム。
気の長い人にオススメです。
ちなみにサウンドはイチオシです。よく出来ていて頭に残ります。
いっき
クソゲー・バカゲー世にいろいろ出ていますが、発祥はファミコン黎明期のゲームが原点かと。
そんな感じで今回紹介するバーチャルコンソールはいっきです。
え、いつき?
いえいえ、いっきです。
いっきとは一揆の事で、普通大人数でするのが一揆のはずが、たった2人って!!!!それって・・・・。
いのちをだいじに。
それはさておきゲームシステムは、トップビューの全方向型アクションゲーム。主人公、ごんべが鎌ひとつで、向かってくる敵と戦う。・・・・鎌・・・。まあ刀を持つことを許されなかったのでしょう。で、悪代官をこらしめる為にステージを進んでいきます。1面ごとにクリアするために必要な条件は小判を8枚集めること・・・・一揆って小判集める事だったっけ・・・・?
このゲームの一番の難所は独特の画面スクロール。主人公が画面端まで行かないとスクロールしません。さしずめチキンレーズをしているようなヒリヒリした感覚が味わえます。いきなり敵が出てきたりとか。
敵キャラも個性的で、忍者やらお化けやら腰元(おばけ?)やら・・・。忍者でも3倍早い赤い彗星の忍者とか。なんでも有りですよ。
途中ボーナスステージもあるのですが、上空から神様がおにぎりを主人公に対して投げつけます。ばちあたりなのかばちあてなのか。
このゲーム、この時期によくありがちなエンドレスゲームです。つまり、エンディングがありません。ひたすらループです。スコアアタックなんてなまやさしいモノではありません。
イラッとくることが多々あるこのゲーム。バーチャルコンソールに入るって事は名作ということなのでしょう。迷作の間違いかと思いますが。けど、久しぶりにすると新鮮ですよ。スクロールの融通のきかなさったらないので。気の向いた方、一度お試しを。